お子さんが、抱っこしていて落としたということでした。
ワンちゃんは、足を上げて、触ると痛がります。
飼主さんに骨折の疑いがあることを伝え、レントゲン検査をさせていただきました。
できがった写真を見ると、このように骨折していました。

骨折していたのは、後肢の脛骨で、人でいうとスネの骨です。
人と違い、犬の後肢の下の部分には2本の骨があり、この子は
脛骨、ひ骨が両方折れていました。
この写真を飼主さんにお見せし、今後の治療方針をお伝えしました。
1.手術による外科的治療
2.外固定による外科的治療を行わない方法
飼主さんには両治療の概要をお伝えし、外科的な治療を希望されました。
外科的な治療には、プレート法、創外固定法、ピンニングがあり、
これらも全てお話をさせていただき、経済的な問題、本人の今後の経過などから
ピンニングを希望されました。
この子は3ヶ月のポメラニアンということもあり、
スクリューを入れるスペースが乏しいこと、経済的な負担からピンニングといい、
昔からある、手術法で行いました。


手術は1時間半で全て終わり、翌日にはご自宅に帰りました。
骨の太さが1cmにも満たないので、大変な手術ですが、
術後もよく、手術の翌日には自宅に帰れました。
術後、1ヶ月くらいでこのピンを取り除くことになりますが、
この手技自体は、簡単なもので、半日で帰宅できます。
本院では、骨折の治療も多く、このピンニング法以外にも
プレート法、創外固定法も行っており、手術法に関しても、
また、経済的な面に関しても術前に飼主さんとよくお話をした上で決定しています。
この子を落としてしまったお子さんは術後、すぐに面会にいらっしゃり
手術が成功し、走れるようになることをお伝えすると、悲しいでいた顔が
笑顔になったのが印象的でした。
また、入院中も面会にまめに来られていた飼主さんもすぐに退院でき、
喜ばれていました。
手術の夜にはおじいちゃんからもお電話があり、喜ばれていました。
1日も早く、ピンが抜けるようになればよいですね。
もう少しの我慢ですので、1ヶ月辛抱してくださいね。
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