新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

猫の歯槽膿漏
 人の歯槽膿漏は良く聞く病気ですが、
犬でも、猫でも多く見られます。
 この子も、以前から、口がくさいと飼主さんから
言われていたようです。
 
 現在、糖尿病で来院されており、毎日、インシュリンを自宅で
打っていただいています。
 当初は、糖尿病が落ち着いたら歯石も取りましょうと
お話をしていました。
本院では、犬も猫も糖尿病と診断された場合は、
メスの場合は不妊手術(避妊)をしていただき、また、
スケーリングも行います。
 これは、糖尿病患者さんは、ホルモンのバランスが崩れ
血糖のコントロールが難しく、また、子宮蓄膿症になりやすいからで、
スケーリングを行うのは、口のなかで、炎症があるとこれも
血糖のコントロールが難しいからです。
 この子も、歯石を取りましょうねと飼主さんとお話をしていたら、
このように、左の頬が腫れて、中から血が出てきました。


猫の歯槽膿漏術前


毛を刈ってみると、このようにパンパンに腫れて、中には血膿が多量に溜まっていました。


猫の歯槽膿漏 術前2

 このようになった原因は、歯石が溜まり、歯槽膿漏になったのもありますが、
糖尿病により、感染症が悪化したのもあると思います。
 すぐに、皮膚を切開し、血膿を排出し、中を洗浄し、
歯槽膿漏の歯を抜いて、スケーリング、ポリッシングを行いました。
術後は、抗生剤で感染症を予防し、現在は毛もはえて来て
切開の跡も分からなくなっています。

 現在は、インシュリンを打ち、同時に発生した
副腎疾患も治療しています。

 猫の糖尿病は最近、多くなり、経口血糖降下剤で様子を診ている子、
また、インシュリンを接種していただいている子も多くいます。
中には、日本のインシュリン(人の遺伝子組み換え)では血糖をコントロールできなく
海外から豚由来のインシュリンで糖尿病をコントロールしている子もいます。

 飲み水の量が増えたら、要注意です。
あれ?と感じているのであればすぐに連絡ください。

 また、中高齢になる猫ちゃんの飼主さんは
猫の口臭には気を配ってくださいね。
口臭がある子は、何らかの病気を持っていることが少なくありません。
中には、病気が無いのに匂いのある子もいますが。。。
 猫の死亡原因の上位に入る、腎不全も口臭から始まる子もいますので。

スポンサーサイト

トラックバックURL:

copyright 2005-2007 新千歳動物病院のブログ all rights reserved. powered by FC2ブログ. designed by sherrydays.