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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 50歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
北海道小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山
   クロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   カヤック
   

 

 

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猫の鼻の中に発生したリンパ腫の治療
 鼻水、くしゃみをする猫が来院されます。
仔猫であれば、多くがヘルペスウイルスにより
伝染生鼻気管炎です。
 歳をとった猫であれば、
鼻炎、アレルギー、腫瘍を疑います。
この子は当初から片側の鼻から鼻水が出ており
抗生剤に反応しなかったことから、腫瘍を疑いました。

猫 リンパ腫 鼻

CTにて鼻の中を確認したところ、かなり大きな腫瘍が
見つかりました。

猫 鼻 リンパ腫

腫瘍は、骨を溶かしており悪性腫瘍を疑いました。
鎮静中に、病理検査を行いました。
1週間後、リンパ腫と診断されました。

 鼻腔内リンパ腫の治療は、
1、放射線療法
2、化学療法(抗がん剤)

 飼い主様とご相談を行い
放射線療法は麻酔、通院、金銭的な問題で
難しいことから、当院での緩和療法を行うこととなりました。
飼い主様からは、猫が痛くなく、辛くない治療を望む、
とお聞きしました。

治療は、副作用の少ないCOPプロトコールに
Lアスパラギナーゼの皮下投与になりました。

COPプロトコールは
1、ビンクリスチン(静脈投与、入院などはなし)
2、シクロフォスファミド(内服薬)
3、プレドニゾロン(内服薬)

Lーアスパラギナーゼは皮下注射と
入院や、副作用の強い薬は避けて行います。

猫にも、飼い主様にも辛くない治療法です。
現在、少しづつ痩せてきていますが、
痛みや、鼻出血なども無く、緩和療法として
飼い主様は、うちの子に会った治療だとお聞きしました。

 現在、癌で苦しんでいる子に
何かしてあげたい、でも、痛いのや入院はちょっとという方は
担当獣医師にご相談ください。
当院での治療が困難な場合は、腫瘍専門医や大学病院と連携し
治療を行なっおります。
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