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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 50歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
北海道小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山
   クロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   カヤック
   

 

 

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Fブルの全耳道切除術
 耳の腫瘍や、耳道の狭窄により
手術を行うことがあります。
多くの手術が垂直耳道の手術ですが、
水平耳道の切除を行う場合もあります。
この子は、耳の腫瘍が垂直耳道に発生し
大学病院で垂直耳道の切除術を受けています。

 大学での手術後、1ヶ月くらい
良い状態が続いたのですが、再度、悪化したと来院されました。

 PB111450_convert_20200202103455.jpg

耳道内に腫瘍はありませんが、慢性的に炎症が発生し
耳道狭窄になり、中耳炎も併発していました。
抗生剤、耳道洗浄で経過を見ましたが
改善せず、飼い主様から手術を希望されました。

 手術は、中耳炎の治療を兼ねて、鼓室包の切開と
水平耳道の切除を行いました。
この手術により、耳が聞こえなくなること
術後、一過性に顔面の麻痺が生じることをお伝えしました。

 PB111451_convert_20200202103525.jpg


 手術は、1時間ほどで終了し、1泊していただきました。
術後は、陰圧のドレーンを設置し、術部をこすらないように
カラーの装着を行い、帰宅されました。
 術後、10日で抜糸を行い、術後は痒み、
痛み、顔面麻痺も起こらず、経過良好でした。

耳道切除は、耳の治療としては、最後の手段ですので、
この手術を行うまでに、獣医師と相談しながら
治療を行うことを勧めています。

 飼い主様は夜も寝れず、困っていましたが
術後、一緒にゆっくりと寝れるようでした。

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