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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 50歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
北海道小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山
   クロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   カヤック
   

 

 

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犬の巨大な子宮平滑筋腫の外科切除
 (注)下記には、血液、腫瘍などの画像が含まれています。
苦手な方は、画像を避けてお読みください。

 犬の子宮にも腫瘍が発生します。
良性の腫瘍の多くが平滑筋腫で、かなり大きくなってから
診断、治療される腫瘍です。
 
 この子は、不妊手術は受けておらず、
2ヶ月に1回、トリミングで来院され、
その都度、体重を測定していました。
 飼い主様がお腹が大きくなっていると心配で来院されました。
体重は以前と変わりませんが、背中の骨が触れるのに
体重が減っていないので、念のため検査を実施しました。

 腹部レントゲン、エコー検査では
お腹の中に、直径12cm大の腫瘍を認めました。
血液検査では、大きな異常はありませんでした。
念のため、病理検査とCTを行いました。

 病理検査では、平滑筋腫もしくは平滑筋肉腫と診断が出ました。

 外観は、このように大きなお腹です。

 PB181459_convert_20191125163930.jpg

 PB181460_convert_20191125164001.jpg

手術は、お腹を胸から骨盤部まで切開しました。
切開後は、癒着を確認し、脾臓、腸管などを避け
止血を繰り返しながら切除しました。
 切除には、1時間かかりましたが、
ほぼ出血もなく、無事切除できました。

 PB181461_convert_20191125164104.jpg

 手術後は、20分で覚醒し、その後は
痛み止めで寝てもらいました。
飼い主様も、かなり心配されていたので、
術後、すぐに面会にいらしてもらいました。
翌日からは、水も飲み、食事も開始しました。
退院は、手術から3日後になりました。

手術後は自宅にて元気に過ごし、病理検査の結果も
良性の平滑筋腫と診断が返ってきました。

 犬の平滑筋腫は良性の腫瘍で
大きな症状がないのが特徴です。
子宮や、犬の清掃の腫瘍は良性の場合、
大きくなる以外、飼い主様が気づくことは困難です。
特に子宮はお腹の中にある臓器なので、発見が遅れることが
多いとされています。

 初期に発見するには、体重と、肥満度の相違で見つかることもあります。
超音波検査では、簡単に見つかるので、避妊されていない中高齢の子は
定期的に超音波検査をお勧めしています。
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