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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 50歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
北海道小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山
   クロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   カヤック
   

 

 

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シープドッグの肛門周囲腺腫の外科手術
 去勢手術を行なっていない犬には
1、精巣腫瘍
2、会陰ヘルニア
3、肛門周囲腺腫
などの病気が去勢した犬に比べ、多発する傾向にあります。

 この子は、去勢手術を行なっていない
シープドッグの男の子、13歳でした。
 飼い主様は、他の病院で肛門の腫瘍と診断され、
年齢が高いから、手術が難しいと言われ経過を見ていました。
経過を見ていると、腫瘍が大きくなり、出血も起こり
どうにかできない?と心配され来院されました。

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 腫瘍は、肛門周囲に4箇所あり、出血も認められました。
飼い主様も高齢での手術が危険と他の病院でも指摘され
かなり心配されていました。
当院での血液検査、レントゲン、心電図検査の結果
高齢でも手術が可能でした。

手術に先駆け、事前に疼痛管理と腫瘍の病理検査を行いました。
手術は腫瘍の切除、去勢を同時に行いました。

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麻酔管理が一番重要なので、麻酔は、麻酔管理者の獣医師が付き
血圧、呼吸、心拍、血ガスなどの管理を行い、1時間で終了しました。
手術後は、当日の夕方に歩いて帰宅されました。
術後は、排便を数日しないこもいるのですが、
この子は、2日目に排便可能となり、排便障害もありませんでした。
抜糸は、10日後に行う予定でしたが、術後
本人が術部を舐めて、1週間延期となりました。

 肛門周囲の手術は、術後、痒いので本人が舐めることが多く
事前に予防策としてカラーをつけたり、オムツをしていただきます。
この子も、カラーを着けていましたが、カラーを外した隙に
舐めてしまったようです。

 術後は、抜糸まで術部を舐めないようにしていただき
可能なら、排便後、シャワーで洗浄することを勧めています。
今は、毎日排便が可能で、元気にしています。
 
 飼い主様はご自身の犬のお尻からの出血と
異臭もあり、心配されていました。
手術も高齢でできないと言われ、絶望していたと
今では、手術が終わり、心配もなくなり
飼い主様もお元気になられました。

 
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