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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
札幌小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   

 

 

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Fブルの陰嚢(金玉袋)にできた腫瘍(肥満細胞腫)
肥満細胞腫は、全身のあらゆる部分に発生します。
飼い主様が一番初めに」気づかれるのは、皮膚の肥満細胞腫です。

陰嚢(オスの玉袋)の皮膚に肥満細胞腫が発生することは有名です。
多くの飼い主様が、年のせいにしてしまいがちですが、
この子は、以前、肥満細胞腫のことをお話ししていたので、
心配で、皮膚の診察と一緒に来院されました。
 皮膚には、小さなしこりがあり、
皮膚病とは明らかに異なる状態でした。
飼い主様に同意を得て、組織検査を行いました。
病理の結果は、肥満細胞腫(グレード2、中等度悪性)でした。
 念の為、脾臓のエコー検査、血中ヒスタミン濃度を検査しました。
検査の結果、脾臓への転移像、ヒスタミン濃度は正常でした。
こちらが、陰嚢にできた肥満細胞腫です。

P8231340_convert_20190906173218.jpg

 それが腫瘍なのか、わかりづらいと思います。
手術は、全身麻酔下にて、陰嚢全摘出術、去勢、スケーリングも同時に行いました。
手術は、すべて含めて30分で終了しました。
術後は、3時間後に退院となり、半日入院でした。
切除した腫瘍と陰嚢は、病理に提出しました。

P8231343_convert_20190906173253.jpg

手術直後の縫合部は、このようになっています。
ちょっと、痛々しいですが、鎮痛剤と止血剤で
帰宅後には、食事も食べれるようになっていました。

P8231344_convert_20190906173325.jpg

 陰嚢の肥満細胞腫は、中高齢のパグ、Fブルに多いので、
定期的に、皮膚の状態を見ておくことをお勧めします。
犬の陰嚢、包皮にできる腫瘍の多くが肥満細胞腫です。
肥満細胞腫は、初期でれば完全切除で完治が目指せる腫瘍です。
気になる場合は、早めの検査を心がけておくと良いでしょう。


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