FC2ブログ
新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

ハムスターの前肢にできた繊維肉腫の外科手術(断脚術)
 ハムスターは皮膚に腫瘍ができやすく、
老齢になればなるほど、増加する傾向にあります。
 悪性の腫瘍の発生も多く、経過を見ている間に
急速に成長します。

 この子は、飼主さまが、前足に何かある。
血豆?かなと来院されました。

P1060721_convert_20170721172612.jpg

 診察をさせていただくと、血豆というよりも
充実性の腫瘍と診断させていただきました。

老齢の子は、他にも病気を持っていることから、飲み薬で
経過を見ましたが、1週間で大きくなり
手術を希望されていなかった、飼主さまも手術を希望されました。

 手術方法は、腫瘍が大きくなりすぎたため
腫瘍の身を切除するだけでは難しい状況でした。
飼主さまからも、再発するより、完治を希望されました。

 骨の変形があることから、悪性腫瘍であることは
わかっていましたので、断脚を選択されました。
ハムスターの断脚は、麻酔管理がしっかりしていれば
問題なく、簡易な手術です。
手術時間も数分で終了します。

P1060723_convert_20170721172729.jpg

 この子は、腫瘍以外の病気も持っていることから
麻酔時間を極力少なくし、手術は合計10分で終了しました。
飼主様には、手術が終わるまで待っていただき、手術が終わり
麻酔から覚醒したら、すぐに帰宅となりました。

 術後は、断客部位を機にするものの、
出血などもなく、少し戸惑っていましたが
翌日には、元気に来院されました。

 腫瘍は、悪性の線維肉腫で、ハムスターでは
多く見られる悪性腫瘍でした。

 犬猫と同様に、指先にできる腫瘍は進行が早く
残念な結果になることが多くありますが、
今回は、飼主さまの手術までの判断と決断が早く
無事に切除ができました。

 ハムスターの腫瘍では、1週間で倍以上になることも
あるので、急な挙動を見せる腫瘍は早期に切除、
もしくは、病理検査をお勧めしています。
スポンサーサイト

トラックバックURL:

copyright 2005-2007 新千歳動物病院のブログ all rights reserved. powered by FC2ブログ. designed by sherrydays.