新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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ダックスとプードルの精巣停滞
 老齢の未去勢犬に精巣の腫瘍が多く発症します。
当院では、診察時、10歳以上になった未去勢犬の精巣を
必ず触診しています。

 この子、精巣の片方が大きくなり、気にされていました。
飼主様は、以前から精巣が大きくなっていることは
診察時に説明されて、ご存知でした。
しかし、年齢のことから手術に踏み切れず
徐々に大きくなった子です。

 P1060461_convert_20170516162026.jpg

精巣の腫瘍は、ほとんどが片側のみで
両側が大きくなることは稀です。
今回の子も、片側のみ大きくなっていました。

 手術は、老齢の子が多い腫瘍なので
麻酔には吸入麻酔薬のセボフルレンを使用しました。
さらに、人工呼吸器を使用し、手術前に、酸素室で酸素化を
行い、手術を行いました。
 手術時間は、約10分で終了します。
当院では、縫合糸を使用しない、半導体レーザーや
超音波メスを使用し、手術を行っております。
 お昼に、手術を行い、夕方には自宅に帰宅できます。
抜糸は、7〜10日後に行っております。

 精巣の腫瘍には、
・間質細胞腫
・セルトリ細胞腫
・精上皮腫    
の3種類があります。

 精巣腫瘍は、稀ですが、転移することもあります。
転移率は、セルトリ細胞腫、精上皮腫で約15%
間質細胞腫は転移しないと言われています。

 このように、精巣腫瘍は、陰嚢の中にある精巣では
簡単に触診で確認が可能です。
しかし、お腹の中に停滞した精巣は見つけることが困難です。

 トリミングや、自宅でのシャンプーをするときは
精巣の大きさや、形を確認してみてください。
 
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