新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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安全性が増したウサギの新しい吸入麻酔法
 動物病院には、エキゾチックという
イヌやネコと異なる動物を診察する病院もあります。

 当院も、ハムスター、ウサギ、フェレットなどを診察しております。
それ以外の、観賞魚、爬虫類、両生類は、札幌のエキゾチックに
特化した病院をご紹介しております。

 フェレットの場合、イヌやネコと同様に
麻酔管理も可能で、挿管や人工呼吸器などの装着もできます。

 ウサギは、現在、挿管を行うことは、医療的に好ましくなく
マスクで導入、維持していました。

 昨年度から、ヨーロッパなどで使用されていた
V-JELが当院でも導入され、より安全麻酔が可能になりました。
 このように、挿管に近い形で酸素とセボフルランで
麻酔がコントロールできるようになりました。
また、呼吸の確認もバッグで出来るので、
今まで以上に安全になりました。

うさぎ V-GEL 挿管

 吸入麻酔は、今までは、イソフルランで導入・維持していました。
そちらも、麻酔器から気化器まで最新の機械に変更となりました。
麻酔器


 麻酔自体も日本の動物病院で使用されている
イソフルランとは異なり、より安全なセボフルランを導入いたしました。
 セボフルランとは、吸入麻酔薬の一種で、下記に参考文献を転載いたしました。

・血液/ガス分配係数が吸入麻酔薬の中で最も低いため、導入・覚醒が速い。
・気道刺激性が低く、心筋カテコラミン感受性亢進作用に関しては吸入麻酔薬の中で最も低い。
・調節性がよいことから、現在、日本で最もよく使用されている吸入麻酔薬である。
(滋賀医科大学、麻酔科 から転載)

 ウサギなどの動物に良いことは、今までのイソフルランが、気管などへの
刺激が強く、刺激臭もあったため、ストレスに弱いウサギなどに
使用する際、いろいろと問題がありました。

 セボフルランの使用により、覚醒が早くなり
ウサギへのストレスの軽減にもつながっています。

 本院では気化器も最新の気化器を導入して
ウサギはもちろん、麻酔が難しいと言われる病気をもっている
患者様へのより安全な治療に役立てています。

 詳しくは、獣医師、スタッフまでご相談ください。
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