新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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手術を行わない新しい治療法;マルチーズの血管肉腫(脾臓)の光線力学療法
 13歳のマルチーズが元気が無く、来院されました。
 お腹のレントゲンで脾臓の部位に大きな腫瘍(直径7cm大)の
ものが確認され、超音波検査にて腫瘍と診断されました。
飼主さんの立会いの下、腫瘤に針を刺し、病理検査で悪性の腫瘍である
『血管肉腫』と診断されました。

 腫瘍の状況から、手術適応と考え、飼主さんに、手術をお勧めしました。
飼主さんは、ご家族と御相談され、手術は、『したくない」との決断でした。

 肉腫の治療には、外科療法、放射線療法、化学療法、免疫療法などが
あります。
 現在、化学療法には分子標的療法薬である、『パラディア:トセラニブ』が
日本で使用されています。
 
 この子はいろいろ、話し合い、光線力学療法を選択されました。
こちらの治療は、血管の中に光に反応する液体を入れ、
その後、飼主さん立会いの下、レーザーを腫瘍に照射します。
照射時間は約10~20分 週に1~2回、合計4~8回照射します。

本院では、鳥取大学の外科学教室と連携し、
 ICG修飾リポソームを用いた温熱療法を行っています。

 この子は、無事に8回終了時に腫瘍はかなり縮小しました。
もちろん、副作用もなく、元気にしています。

 こちらの治療法は、副作用がないこと、麻酔が必要でないこと、
すべての犬、猫に使用が可能なことなどから、安全に治療ができます。
もちろん、他の治療法に比べ、優れているところもありますが、
そうでないところもあります。
 治療の選択には担当獣医師と御相談のうえ、
治療を始めることをおすすめいたします。

 現在、日本レーザー獣医協会を立ち上げ、全国でレーザー治療の
症例を増やしています。
  HPは下記に
 日本レーザー獣医研究会
 興味のある方は、一度、本院か研究会に御相談ください。

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