新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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犬や猫の貧血の骨髄検査とは
 貧血は、日頃の診察でも
よく見られる病気です。

 特に、犬の場合、突発的に起こることが多く、
飼主さんは、「元気がない」「しんどそう」
「動かない」などの症状を訴えて来院されます。

 貧血の診断は、お口の粘膜や、耳の中、歯茎などを
観察するだけで診断が可能なことが多いです。
しかし、確定するには、血液検査が必要で、精密検査も必要です。

 今回は、特に白血病や、骨髄疾患、再生不良性貧血などの
除外診断、もしくは確定診断に必要な検査である骨髄検査を紹介します。

 骨髄検査は、鎮静もしくは麻酔下で行われる
骨髄針を用いた検査です。

 骨髄は、骨の中にある柔らかい組織です。
この部分を検査することにより、造血細胞の変性などが
顕微鏡レベルで行えます。

 本院では、血液系の病気の際、実施しています。
手技は、全身麻酔下で行われます。
 採取する骨は、多くの場合、上腕骨から行われます。
この部位は、筋肉や神経、大きな血管なども無く
容易に採取が可能になります。
 もちろん、他の部位、たとえば大腿骨で行う場合もあります。

 検査は下記の写真のように行われます。
麻酔下にて毛を刈り、消毒を行い、無菌的に行われます。

 骨髄検査

 時間は、採取、麻酔から覚めることなども含めても
20~30分で終了します。

 採取した、骨髄は病理の専門医に診察してもらいます。
検査結果は約3~5日で出ます。
 
 骨髄穿刺を行った後は、自宅でゆったりと過ごしていただきます。
痛みは、鎮痛剤を用いた麻酔下で行われますので、疼ではありません。
 この検査は鎮静や麻酔は必ず必要だと考えられます。

 
 ペットの検査は人と同様に、多種多様です。
犬だから、猫だからということは、今は昔なのでしょう。
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