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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

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耳血腫の新しい治療法
 お耳が腫れて来院される、大型犬がいます。
『先生、急に耳が腫れて大きくなった』と来院されます。
 その中には、『耳血腫』だわと診断を付けてから来られる方もいます。
それは、以前、同じ病気で手術した経験がある方です。
 この方も以前、耳血腫を発症し、治療経験があるようでした。

 耳血腫は自己免疫疾患が要因にあると分かりはじめていますが、
本当のところは不明のようです。
 治療法は、内科的に時間をかけて治す方法。
        外科的に治す方法(切開、ドレナージ、マットレス縫合など)があります。

 この子は肝臓に疾患を持っているため、可能な限り麻酔をかけないようにという
希望を飼主さんが持たれていたので、内科療法にしていました。
しかし、内科療法は治るのに時間がかかるため、麻酔をかけないでよい方法が無いかと
飼主さんから質問され、麻酔、鎮静なしでの外科的治療法があることをお伝えし、
その方法を行いました。
 
 これは、特別な名前が付いていませんが、ドレナージ法の変法です。
このように、耳血腫に対して、ドレーンを装着する方法です。
 この方法の長所は、老犬などや、基礎疾患があり、麻酔、鎮静に耐えれない症例。
手術はちょっと・・・という飼主さんどには良い治療法です。
今まで、この治療法を行った症例は全て完治しました。

耳血腫 オペ1.jpg
耳血腫 2

 このように、耳にカテーテルを挿入し、
持続的に耳の中の漿液を排出し、治療するという方法です。

 この治療法の良いところは、全身麻酔をかけなくても良いところ、
また、鎮静も必要ないので、心臓疾患、肝臓疾患などを持つ子には
有用な方法だと思います。

 もちろん、この治療法がベストではなく、今までの治療法も行っております。
飼主さんに、色々な治療法の選択枝があることは、医療として必要と思われます。
本院では、治療法に関して、一長一短があるので、それらを分かりやすくお話し、
飼主さんに、自分の犬猫にあった治療法を選んでいただいています。

 この子は、肝疾患があり、手術も望んでいらっしゃんらかったので、
良い治療があるのね、と喜ばれました。

 早く良くなると良いですね。
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