ダニを付け来られます。
この子も、春を告げるダニをくっつけて来院されました。
この子の来院前にもダニが付き、飼主さんが自分で取ろうとして
顎だけ皮膚に残り、びっくりして来院されたケースもありました。
ダニは、急に暖かくなる、この季節に爆発的に増えて、
ワンちゃんの頭部にダニを付けて来院される場合と
飼主さんがダニを取りそこない、来院される場合があります。


本院では、フォートレオンという、背中に液体を垂らすことにより
ダニ、ノミを1ヶ月、寄せ付けない薬を使用しております。
この薬は、市販品と違い、ダニに『咬まれない』ことが売りです。
市販品もしくは、他のお薬はダニが血を吸い、吸血してから
死ぬというのが現状でした。
しかし、この薬はダニが動物の皮膚に付くと足が熱くなり
皮膚から落ちるというのがポイントです。
本州ではバベシアという寄生虫がダニを媒介し
貧血を起こし、死ぬ場合も少なくありません。
この薬を使用すると、動物の血を吸う前に落ちるので
吸われることが無く、バベシアに寄生されることもありません。
またヨーロッパでは、蚊も寄せ付けないことで認可を取っていますが、
日本では、その認可を取っていないので、蚊に関しては保障はされていませんが。
このように、ダニが媒介する病気の予防、また、ダニに吸われ、ダニを取る痛みから
開放されるので、散歩する地域にダニがいると思われる場合は
使用されると良いかも知れませんね。
前年、使用された方は、毎年、使われるので良い薬だと考えています。
薬は・・・と思われる方は、散歩後に細かいブラシで全身、ブラッシングを行い
ダニが吸う前に落としてあげることが重要ですね。
吸われる前に、対処がベストなんでしょうね。