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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

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コーヒー豆の誤飲と毒性
 夜、緊急で見て欲しいと電話がありました。
内容は、コーヒー豆を包んだチョコを数個食べたというものでした。
数個なので、問題ないですと、お伝えしましたが、
心配なので、診て欲しいということでした。

 早速、来院していただき
催吐処置を施しました。
 処置後、程なく3回嘔吐しました。
内容物には、溶けたチョコレート、溶けていないコーヒー豆
合計16個でした。
飼い主さまは、5〜6個かな〜と。。。

 PA150768_convert_20181019185422.jpg
 
 黒いのがコーヒー豆でした。
この前にも、5粒嘔吐しています。

 無事に、すべてコーヒー豆を嘔吐したので、
胃酸抑制剤、スクラルファートを投与し
安心した飼い主さまと、元気が無くなったワンちゃんと
無事、帰宅となりました。

 チョコレートは、ビタータイプ、量が多くなければ
大きな問題にはなりません。
しかし、コーヒー豆は、どうなんでしょうか?

 海外の論文も含め
検索しましたが、明らかに、コーヒーが犬に悪いという論文は
見つかりませんでした。
 きっと、コーヒーに含まれるカフェインが体に悪いということから
犬には良くないと言われているのだと思います。

カフェインについて、下記のような論文がありました。
Effects of cocaine and caffeine alone and in combination on cardiovascular performance:
an experimental hemodynamic and coronary flow reserve study in a canine model.
Int J Cardiol. 2004 Nov;97(2):225-32.

 この論文による、5mg/kg では大きな異常は認めないとあります。
カフェインの5mgはコーヒー豆、何粒かは不明です。

こちらは、コカインとコーヒーを一緒に投与すると
体が楽になるという犬を使った論文ですが・・・。

 このように、犬は意図して食べる場合、取られると思い飲んでしまう場合が
多く、気をつける必要があります。
 食べてはいけないものを食べた場合、
飲んだもの、量、時間を記載し、動物病院へ相談することをお勧めします。
ご自身で、塩を飲ます、指を入れるなどの荒療治はお控えくださいね。


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