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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

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飼い主さまのお薬をそのまま飲んだチワワの内視鏡摘出術
 愛犬が食べてはいけないものを口にすることがよくあります。
夜に飼い主さまのお薬を飲み込んで、その後嘔吐を繰りかえして
心配で来院されました。
 本人は元気に見えますが、飼い主さまは心配で心配で
憔悴しきっていました。

 夜、飼い主さまの目を盗んで食べたらしく
その行動を飼い主さまも見ていたようです。
 お薬を飲んでから、朝まで何度も嘔吐していたようです。

 飼い主さまは、飲んだお薬を持参していただいていました。
お薬は睡眠導入剤で、犬には使用しないお薬でした。
 念のため、お薬の副作用を確認しました。
この薬はこの子にとって、大きな副作用がないことが
確認されました。

P7270646_convert_20180731155801.jpg

飼い主さまも安心されましたが、嘔吐がかわいそうということでした。
嘔吐の原因は、薬の包装ごと飲んでいたので、
包装の角の部分が胃に接触し、刺激になり
嘔吐を繰り返していました。
 
 飼い主さまには、薬がウンチに出てくるまで経過を見るか、
嘔吐した際、一緒に吐き出すのを待つか、
催吐剤で嘔吐させるか、内視鏡で取り出すか相談しました。
 これ以上、嘔吐をさせることが可愛そうなので
内視鏡での摘出を選択されました。

 内視鏡での異物摘出術は、麻酔管理さえ行えれば
当日に帰宅でき、食道や胃の障害もありません。

 早速、内視鏡での摘出のため、血管を確保し点滴を流しました。
麻酔のため、挿管を行い、飼い主さま立会いのもと、行いました。
 お薬は、胃の中に入っていました。
すぐに、バスケットで摘出を行いました。

P7260644_convert_20180731155728.jpg


 摘出後は、3時間くらい、点滴を行い
無事、夕方に帰宅となりました。
 自宅では、胃の粘膜保護剤などで経過を見ました。
摘出後は嘔吐もなく、元気になり飼い主さまも喜でいました。

 犬も猫も、食べないだろうと思うものを
いつの間にか口にしていることがあります。
特に若い犬や猫は何でも口に入れます。
 
 蓋の付いたゴミ箱を使ったり、ペットのいる部屋には
ゴミ箱を置かないなどの予防も必要なのかもしれません。
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