FC2ブログ
新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

猫の耳血腫の治療法(内科療法)
 猫の耳が餃子のように大きくなった。
耳が腫れてきた、痒がっていると来院されることがあります。
以前は、耳ダニなどを持った猫がいたのでですが、
最近は、耳ダニを持った猫も減ってきています。

 この子は、耳が腫れて痒がると来院されました。
近くの病院で耳血腫と診断されていました。

P5280544_convert_20180703171511.jpg

毎週、耳に針を刺して、耳の中に溜まった液体と抜いている
治療をしていたけど、痛がるので、他の治療をと来院されました。

 耳血腫とは、どういった疾患なのでしょうか?
耳血腫とは、片耳に自己免疫を伴った、漿液が耳介内に溜まる疾患です。

 以前は、外傷性と言われていましたが、
現在は、様々な要因が重なり発症すると言われています。

 治療法は
1、保存療法(内科療法):内服薬や、トリアムシノロンなどの注射により
                耳介の軟骨同士の癒着により治癒する。
2、外科的治療;皮膚を切開し、耳介部の内側同士を固着、癒着させる方法

 現在、当院では、両治療法の説明を行い、
飼い主様の考え、猫の状態、性格などを踏まえ、
治療法を選択しております。

 今回は、老猫、他の病院で外科的な治療を行っていたことから
内科療法になりました。
 来院された際は、耳の中の液体が貯留し
徐々に大きくなっていました。

治療後、4週間でここまで小さくなってきました。

 P7020598_convert_20180703154057.jpg

 内科療法は2〜8週間で治癒することがほとんどです。
今まで、内科療法にて治癒しなかった子はいませんが、
外科療法より時間がかかることなどをお伝えしております。

 猫の場合、耳血腫は犬ほど多くありませんが、
年に数回、来院されます。
 耳血腫と診断された場合、
内科療法、外科療法、どちらの治療法にも
長所短所がありますので、獣医師と相談の上
治療法をお決めください。

 この子は手術や、痛いことをしたくないという
飼い主さまの要望に添える治療ができたので、
喜ばれています。


スポンサーサイト

copyright 2005-2007 新千歳動物病院のブログ all rights reserved. powered by FC2ブログ. designed by sherrydays.