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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 50歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会
日本獣医師会
北海道小動物獣医師会

妻、子供、犬3頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山
   クロカンスキー
   自転車
   バイク
   川下り
   カヤック
   

 

 

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犬の難治生角膜びらんの治療法
角膜潰瘍は犬の目の病気の中で一番多く来院される病気です。
その中で、再発を繰りかえし、治りが悪い角膜潰瘍を難治生角膜びらん
難治性上皮びらん、もしくは、ボクサー潰瘍と言われています。

 治療法は、角膜格子状切開、滅菌綿棒を用いたデヴライドメントがあります。

 この子は、右目が開かなくシバシバしていると
来院されました。

 角膜潰瘍のグレードⅡでしたので、
自己血清点眼、ヒアール点眼で治癒していたのですが、
再発を繰り返していました。
 再発を繰り返すため、麻酔下での
角膜格子状切開を行いました。

 P5240534_convert_20180630192252.jpg

 手術後は、10分で終了し、夕方には帰宅となりました。
1週間、エリカラをつkていただきます。
自宅での点眼は、1日3回行い、1週間ご、眼瞼縫合していた
糸を抜糸しました。

論文による過去の治癒成績
・角膜格子状切開:10〜70日(平均32、3日)
・デブライドメント:7〜75日(平均36.3日)
(北獣会誌52.2008より)

 両者に治療日数に大きな差が認められませんが、
再発率は、格子状切開を行った方が少ないと言われています。
ただ、格子状切開は、全身麻酔が必要です。
デブライドメントには、点眼麻酔のみで行えます。

 治りの悪い、角膜潰瘍には
難治性角膜びらんという疾患になっていることもあります。

 手術自体は、簡単な治療で行えます。
角膜潰瘍は、目が痛いので、見ていて
かわいそうに思える飼い主様は、眼瞼縫合も同時に行う
格子状切開の方が良いのかもしれません。

麻酔を行うか、麻酔を行わないか、
痛みを早く解除するのかなど、
治癒日数なども考慮し担当獣医師と相談してください。

 
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