新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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カーペットのヒモを飲んだMダックスの外科手術
 下記には手術中の画像が含まれます。
画像が苦手な方はご遠慮ください。

 2日前から嘔吐が続き、食べる量も減ったと
10歳のダックスが来院されました。

10歳にくらいになると、異物といって
食べてはいけないものを食べる子は少なくなります。

 当初、飼主さまも、10歳なので
変なものは食べませんと、おっしゃっていました。

 念のため、超音波検査を行い
胃から盲腸にかけて糸状の異物を確認しました。
当院では、多くの場合、超音波検査も立ち会いで行うため、
飼主さまも、確認していただきました。

 血液検査、心電図などに、異常がないことから
当日、緊急手術となりました。

 飼主様も、待合室で待ちいただきました。

 手術は、通常通り、腹部正中切開を行いました。

 開腹時、このように、腸が変色し、アコーディオン状になっていました。

糸状異物 開腹後

 糸は胃から盲腸までつながっており、
腸を3か所切開し、胃も1か所切開し糸状の異物を除去しました。

 糸状異物 手術中

 手術は、胃と腸の縫合を行い
お腹の中を洗浄し、閉腹しました。

 紐 異物

 糸状の異物はこんなに長く、
良く飲んだと、飼主さまも、ビックリされていました。

 手術時間は1時間半と、異物の手術の中では
手術時間が長くなりました。
 退院は2日後になりました。
既に食欲もあり、元気になり退院となりました。
 
 高齢になっても、異物を食べる癖のある子は
要注意という症例でした。
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