新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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ペットのオゾン療法(皮膚疾患などに)
 ペットのオゾン療法を行っております。
 
 治療費:¥500…週に1~2回(3~4週間)
      その後、継続治療の場合は¥1500~¥2000
 治療時間:1~60分
      治療法により変わります。
 
 オゾンは化学式でO3と書き、酸素のO2と同じガス体です。
南極のオゾン層が減っていると、ニュースなどで聞いたことがあると思います。
 オゾンには人間に有害な紫外線を吸収する性質があるので、
皮膚ガンや悪性腫瘍などの発生から私たちを日常的に守っています。
 空気よりも重い性質があります。

 オゾンには、腫瘍壊死因子(TNF-α)の増加、抗炎症・抗酸化作用、
活性酸素除去因子(SOD)の増加、循環状態の改善、免疫および酵素の活性化作用などが知られています。

 日本ではまだ認知度の低い治療法ですが、約90年前に日本とドイツで開発されました。
ドイツでは健康保険が適応され、この治療法を行う医師が1万人以上存在する、
安全性と治療効果が認められた療法です。

1)殺菌作用

 オゾンの酸化力はフッ素に次ぐ強いものです。
細菌からウイルスに至るまでの病原性微生物を殺す作用があります。
 この抗菌スペクトルに他の殺菌剤や抗生物質は及びません。
この強力な殺菌作用は主に飲料水の浄化や、食物、空気の殺菌、脱臭など
環境衛生の立場から世界中で利用されております。

2)生体への作用

 オゾンの治療への用い方は次項で述べますが、
治療に用いたオゾンは生体成分と直ちに反応して無くなり、
ある種の反応生成物(オゾン誘導化学種)ができます。

イ)鎮痛消炎作用

 炎症細胞に働きかけ、酵素シクロオキシゲナーゼ2の産生を阻害し、
炎症のもとであるプロスタグランジンの生成を抑えます。

ロ)免疫作用

 免疫細胞に働きかけ、様々のサイトカイン(例えばインターフェロン γ など)を
産生させて免疫効果などをもたらし、病気の予防に有効です。

ハ)抗ガン作用

 インターフェロンやその他のサイトカインなどの抗ガン物質を誘導させることができます。
オゾン療法との併用により抗ガン剤の量を減すことができます。
また、患者のQOLを向上させることができます。


ガンなどの難病や、アトピー性皮膚炎などの疾患から、慢性疲労や皮膚状態の改善など、
アンチエイジング効果も期待できる治療です。
また、抗がん剤や放射線治療による副作用の軽減、
手術前後の体力の維持・回復などにも効果が期待できます。

 動物(特にペット)では、まだ、多く利用されていませんが、
最近では、学会誌などでも発表されています。

 オゾン療法


 治療法

 全身療法
1.大量自家血液療法(Major autohemotherapy)
2.直腸注入法
3.少量自家血液療法

 局所療法
1.皮下注射
2.局所療法としての直腸注入
3.関節注射、椎間板内注射
4.経皮ガス浴
5.オゾン水、オゾン化オリーブ油など

 オゾン療法は、獣医雑誌などでも報告例は少なく、
情報量も少ないのが現状です。
 本院では、飼主さんと相談のうえ、治療法、治療費などを
決定しております。

 ご質問、ご相談の ある方は、一度、獣医師、スタッフまでご相談ください。

 参考文献:日本オゾン療法研究所
        MVM 148:2014
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