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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

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キャバリアの脳腫瘍の放射線治療
 脳腫瘍は人と同様に犬の頭の中にできます。

 人と同じように、診断はMRIを行います。
人と異なることは、犬の脳腫瘍の多くが、初期で発見されることより
中等度、もしくは、末期になってから見つかることが多いことです。
 これは、人の場合、脳腫瘍が出来た際、頭痛やフラツキなどの
症状が出ます。
犬の場合、人と同様に症状はありますが、頭痛やめまいなどは
飼主さんが気づくことが難しいと思います。

 本院でも、脳腫瘍の多くが、『こける』『ふらつく』『歩き方がおかしい』
などの運動障害を主訴に来院されます。

 脳腫瘍の発見が遅れる要因は、診断がMRIの検査が必要ことです。
MRIは全身麻酔が必要、検査は大学で行うこと、検査費用も高額であることから
重症化してからの発見になっています。

 この子も、以前から神経症状はあったもの、散発であったので、
来院されていませんでした。
 しかし、症状が頻発したので来院されました。
脳腫瘍の可能性が高いことから、MRIを行いました。

 結果は、脳腫瘍。

 脳腫瘍 画像 1
 
 このように、視床下部領域に巨大腺腫が認めれました。
手術は難しく、放射線療法をお勧めしました。

 放射線療法は、脳に放射線を照射し、脳腫瘍を小さくする治療法です。
この治療法は、北大、酪農学園大学で行われています。
 
 治療は、無痛なので、動物には痛みなどを伴わないですが、
こちらの治療も全身麻酔下で行われます。
さらに、治療を行える施設が大学に限られています。

 この子は、20回の治療で腫瘍はかなり小さくなっています。

  来年には、新しい放射線の治療器が導入され、今までのような
数回にわたる治療よりも少ない回数で、より良い結果が得られます。

 腫瘍は根治しませんが、飼主さんと一緒に過ごせる時間が
長くなることで飼主さんもワンちゃんも、幸せな時間が続きます。

 メガボルテージの治療をご希望の方は
担当医と相談してみてください。
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