新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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レーザーを使用した脾臓の血管肉腫新しい治療法
 レーザーという言葉は、いろいろなところでお聞きする言葉です。
特に、レーザーポインターというのは、日頃、会議やセミナ―で
利用されている方も多いかと思います。
 
 今回のレーザーを使用した治療法は、鳥取大学の腫瘍科の岡本教授が
研究されている腫瘍の新しい治療法である、
『ICG-リポソームを利用した腫瘍に対するレーザー治療』です。

 こちらの治療法は、現在、犬猫の鼻の中にできた腺癌、
また、脾臓にできた血管肉腫の新しい治療法を確立しようと行っています。
今まで、鼻の中にできた腺癌は外科手術、放射線治療、抗がん剤と行われてきました。
しかし、完治が難しく、再燃した場合、次の治療法がありませんでした。
 
 この治療法は、麻酔や、外科的な侵襲もなく
動物に優しい治療として注目されています。
治療法は、点滴でIGC-リポソームを血管に投与します。
この際、光に反応するのでこのように、光を遮断して
30~60分で点滴は終了します。

レーザー点滴

 点滴が終了後は、翌日に来院していただき
レーザーを20分、照射します。
レーザー自体には痛みも伴わず、麻酔なども必要ありません。

 レーザー照射

 レーザーは週に3回来院していただき、
合計6回照射します。
その後は、点滴にもう1回、照射を6回行います。
 
 このように、今までの腫瘍の手術と違った
治療の選択肢が一つ増えました。

 光線力学療法は腫瘍を完治する治療法ではありません。
腫瘍の治療のオプションとして、今まで動物医療では選択されて来なかった
治療の1つとして、考えることは良いのかもしれません。

 本院では、腫瘍の治療を
1.外科切除による手術
2.抗がん剤
3.放射線療法
4.光線力学療法
5.民間療法(サプリメントなど)
6.新しい治療法(免疫療法など)

から飼主さまと相談し、より良い治療を行いたいと考えております。

詳しくは、担当獣医師とご相談ください。
 

 
 
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