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新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 48歳
獣医学博士

獣医麻酔外科学会 評議員
獣医腫瘍学会
獣医皮膚科学会

妻、子供、犬4頭、猫2頭、フェレット1匹
と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   

 

 

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髪の毛を大量に食べて胃閉塞を起こしたMダックス
 異物を食べる犬は多くいます。
特に若い犬に発症が多く、Mダックスも例外なく
食べてはいけない物を食べて来院されます。

 この子は4歳のMダックスで、異物を食べる癖は無い子でした。
飼主さんも、おもちゃとか、ビニールを食べることが無いと
お話をされていました。

 症状は、急に嘔吐を3回しました。
元気も食欲もあり、排便も正常でした。

 念のため、レントゲンも撮りましたが、
イレウスを疑うレントゲンではありませんでした。
 飼主さんの希望でバリウム造影を行い、胃の中に
異物があることが分かりました。
 飼主さん立会いの下、内視鏡で確認した所、
大きな毛の塊が見えました。
さっそく、内視鏡鉗子を使い、内視鏡下で異物を取り出そうと
しましたが、かなり大きく、さらに、鉗子では毛のようなものが
取れるだけでした。
 飼主さんの意向で、その場で手術になりました。
内視鏡が30分かかりました。すぐに、その場で手術に切り替わります。
 手術では、このような大きな塊が出てきました。

胃内異物 1

 現在、内視鏡の鉗子の精度も上昇し、胃の中の異物のほとんどが
取り出せるようになりました。
しかし、余りにも大きなものや、鉗子で保持できないものは
摘出が難しいように思えます。

 取り出したものは、飼主さんの髪の毛でした。
飼主さんのお宅は、髪の毛の長い方が3名いるようで、
この子は、髪の毛を舐めるのが好きで、床に落ちた髪の毛も
舐めて食べていたようです。

 胃内異物3

 10年位前まで、猫の毛球症という病気がたくさん来院されていました。
しかし、キャットフードの進歩により、猫の毛球症の発症はなくなりました。
犬の毛球症はとても珍しく、内科療法では治癒しないとでしょうね。

 術後、半日で水を飲めるようになり、2日後には退院となりました。
現在は、完治して元気にしています。

 飼主さんも今まで以上に掃除に気を配っているようです。
ちりも積もれば山となりますが、この子がせっせと掃除していた
髪の毛が胃の中で詰まっていたとは。。。
飼主さんも一安心ですが、同時にビックリされていました。
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