新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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犬のアトピー性皮膚炎とは?
 アトピーという言葉は人の皮膚病であるということは
ほとんどの方が知っているかと思います。

 犬にもアトピーはあるの?と疑問に思う人もいるかと思います。
犬にもアトピーはあります。

 人のアトピーとほとんど変わらないといわれています。

犬のアトピーは、以前はIgEが関与しており、
アレルギー疾患として扱われてきました。
しかし、最近はIgE抗体が上昇しない患者も多くいることから
アトピーとアレルギーは別物であるといわれています。
 (参考文献、JofDeramatology、2011;38:784-790)

人のアトピー性皮膚炎の定義は増悪・寛解を繰返す、
そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。

 現在では、皮膚のバリア機能低下によるドライスキンをベースに、
アレルギー反応や様々な刺激反応によって生じると理解されています。
皮膚のバリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすく、
アレルギーの原因物質などが侵入して炎症が起こりやすくなるのです。
アトピー体質として遺伝的な要素の関与が知られてきましたが、
近年、皮膚のバリア機能低下にはフィラグリン遺伝子
の異常が関与することも明らかにされています。

①かゆみの有無
②特徴的な皮疹と皮疹の分布状況
③慢性・反復性の経過を経ているか
の3つの診断基準が示されています。
 これら3つの基準を満たせば、
症状の程度を問わずにアトピー性皮膚炎と診断します

 皮膚のバリア機能低下を是正するためのスキンケア、
アレルギーを是正するための原因・悪化因子への対策、
そして炎症やかゆみを抑えるための薬物療法と、
3方向からのアプローチが治療の基本となります。

 現在、犬と人のアトピーの治療は、ほぼ同じです。
異なることは、数年前からインターフェロンを使用した治療が
行われていることです。

 これは、『インタードッグ』という犬用のインターフェロンが
発売され、治療として使われています。
また、最近では使用頭数も増加し、論文や使用例なども報告されています。

 本院でも、使用して5年近くなります。
発売当初から使用しています。
 当初は、メーカサイドも情報が無く、私たち獣医師が質問しても
ほとんどの質問に答えれ無かったことを記憶しています。
 
 7月に全国で行われたインタードッグのセミナーでは
かなりのノウハウが発表されていました。
 このセミナーの内容に関しては、
後々、記載したいと思います。


 
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