新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

外陰部にできた毛包性のう胞の外科手術
 犬の腫瘍は年々、増加傾向にあります。
特に、中高齢の犬の腫瘍が多くなっています。
 この子も、11歳のシーズーで、糖尿病を患っており
避妊手術が必要で、手術を行いました。
飼主さんは、以前から外陰部に大きくなるイボがあり、
心配されていましたが、手術を希望されず経過をみていました。
 今回、避妊手術が必要になり、気になっていた腫瘤を
取ってほしいと相談にいらっしゃいました。

 手術は、糖尿病のコントロールが自宅で
出来ているので、早々におこなわれました。

 インシュリンでのコントロールができており、
血糖値も180以下で推移できていました。

 イボは、このように外陰部を押すようにできていました。

外陰部の腫瘤 術前

手術は外陰部を残しつつ、排尿障害を起こさないように取り除きます。
手術前に尿道の確認のため、尿道にカテーテルを挿入しておきます。
 
 導尿

 手術は、約1時間半で終了しました。

 手術中

 取り除いた腫瘍は、中に液体が貯留していました。

 病理前

飼主さんも、大きな腫瘍であること、糖尿病であること、
さらに、高齢であることから、かなり心配されていましたが、
手術が無事、終わったことをお伝えすると安心されていました。

 術後

 このように、手術後は可能な限り、元の形に戻し
排尿が困難にならないように整復、縫合しました。
 飼主さんも、おしっこが今までのように出るか心配されていたので、
手術部を確認していただき、安心されていました。

 糖尿病を持っていることから、術後の傷の治りを心配していました。
10日後には、無事、抜糸が終わりました。
抜糸後は、糖尿病の治療に専念できているようです。

 腫瘍ができる子は、高齢で、基礎疾患を持っていることが
多く、飼主さんも麻酔、手術にかなり悩まれるようです。
 担当医としっかりと話合い、手術を行うか、
ほかの治療法を行うか、考えていけると良いでしょうね。
スポンサーサイト

copyright 2005-2007 新千歳動物病院のブログ all rights reserved. powered by FC2ブログ. designed by sherrydays.