新千歳動物病院のブログ
北海道の新千歳動物病院での症例(病気、手術など)を掲載したり、病院内で起こった事柄などを日々、書き込むブログです。 可愛い動物に起こったことを、飼主さんに向けて情報を発信していきます。

プロフィール

動物病院 院長

Author:動物病院 院長
関西出身 47歳

獣医学博士
獣医麻酔外科学会 評議員

妻、子供、犬4頭、猫1頭、フェレット2匹
ハムスター2匹と暮らしています。

趣味;登山、犬と一緒にクロカンスキー。
   フライフィッシングも超初心者です。

 

 

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半導体レーザーを用いた無麻酔の皮膚腫瘍の手術
 年々、皮膚にイボができたワンちゃんの来院が多くなっています。
以前までは、局所麻酔、全身麻酔を使用し、外科的に切除していました。
その後、液体窒素を利用した無麻酔の切除を行い、飼主さんからも
喜ばれていました。
 本年から、半導体レーザーを利用し、無麻酔で皮膚の腫瘍を切除可能になりました。

 この子は、12歳のシーズーで皮膚に良性の腫瘍が多数できています。

皮膚 術前

 このように、小さなイボが数個ありますが、全身では
30個近く、イボがありました。

 昨年までは、麻酔をかけて腫瘍を切除していましたが、1年で経つとまた、
異なる部位に出来るので、いたちごっこになっていました。
 飼主さんも、やはり高齢の麻酔を心配されていました。

 そこで、半導体レーザーを使用し、イボを蒸散してしまいます。
切り取るというより、蒸発させるいうことになります。
数百度になるで、ワンちゃんは熱いより、ピリッとした感じなのでしょう。
念のため、痛がる子には局所麻酔を使用したり、事前に冷やしておいたりもします。

 レーザーを当てる時間は数秒で終了します。
この子は、元々、おとなしい子なので、すべてのイボの治療で数分で終了しました。
施術後はこのようになっています。

 皮膚腫瘍 術後

 なんとなく、イボがあったところは分かりますが、
飼主さんは、とても喜ばれていました。
 麻酔前の検査も必要なく、朝ごはんも食べれて、術後も元気にしていました。
もちろん、手術よりも診療費は安くなります。

 ワンちゃんにとっても飼主さんにとっても良いことばかりです。
問題点はないのでしょうか?
 1.大きな腫瘍は、やはり外科的に切除するほうが良いでしょう。
 2.悪性の腫瘍に関しても、マージンをとって切除すべきでしょう。
 3.元気な子には不向きでしょう(じっとして頂くことが前提に)なるので)

 上記に当てはまらないと、ほとんどの症例に使えるかと思います。
本院では、事前に、イボの性状、診断をつけてから、飼主さんの同意を得て
行っております。
 
 お年を召したワンちゃん、エキゾチックの飼主さんに好評を得ています。
人と同様に、どんどん新しい技術、医療器具が開発されています。
 それらを使用することにより、動物と飼主さんに負担が減ればと考えています。

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